~にゃんこ部屋管理人の独り言8~

~にゃんこ部屋管理人の独り言~ VOL61

 今年は涼しくなるのが早く、日中は過ごしやすくなり助かっています。そして晴れ間が続き過ぎて心配され始めていました雨も、やっと少しは降り出して来ましたが、まだとても貯水量を安心させてくれる程の降水量ではありません。

   窓の外の爽秋の霧雨も、生活用水を満たしてくれてこそ余裕を持って風流な気分で眺める事が出来るみたいです(笑)

この数年、物心が付き出してテレビや映画などで拝見していた著名な方々や知り合いの親御さん、そして下手をすれば同世代の知人達が亡くなる訃報を見聞きして、自分もそんな年齢になって来たのかと考えさせられることが多くなってきました。出会いと別れは表裏一帯の必然的なワンセット。残念ながら万物に永遠という物は無く、宇宙にしても気が遠くなる程の未来の話ですが、現時点で人類最高峰の英知を誇る科学者たちの現在の推論でも『無』に戻るだろうとの仮説が立てられています。しかし、それまでの間で人はいくつの人生を歩めるのだろう?と考え仏教で説き教えられている輪廻転転生という宗教的な概念に思いを巡らせた時、久しぶりに『100万回生きたねこ』という1冊の絵本のことが頭の中に浮かび上がりました。細かい内容はこの場でネタバレになってしまうと色々な弊害を及ぼす可能性がある為に割愛いたしますが、あらすじはタイトルの通り膨大なシチュエーションの猫生と魂の転生を繰り返し、最後はその猫にとってベストだと思えるエンディングを迎えられたという物語です。 

全ての事柄は出会った瞬間から今生の別れにしても命の永訣にしろ、その結果へと向かいます。揺るぎのない絶対というものはどこにも存在せず、だからこそ限られた時間の中での物事に対する向き合い方の質が問われてくるのではないでしょうか。他者にしても仕事や道具や趣味に関しても真心を込めた真摯な取り組み方がそれぞれの輝きとなり、良縁への道筋に繋がって行くのだと思います。(だからといって総てが報われるワケではありませんが)

宗教的な営みは実家と母方の墓参り程度しかしておらず、何かを深く信仰したり崇拝した事がありませんのでよく分かりませんが、善悪をひっくるめた両方のおこない全部が後から自分に返って来る。というのは有る気がします。それが後々の人生だけなのか、来世というものに対してもなのかは、時空を超えた未知の領域を体験した記憶がありませんので判りませんが。ただ、日頃から天知る地知る我知るを肝に銘じ、性善説を生き方の重要な柱としているからには見返りを求めないと言いながらも、いやらしいですが今よりも好条件での生まれ変わりを多少は期待したいですね(笑)


これを読んでいらっしゃるあなたは、何度目のあなたですか?

 

今月は敬老の日が制定されています。今年もこの日までに何名かの方々と出会ったりお別れをさせて頂きました。初対面の時は数ある施設の中から当施設をお選び下り有難うございます。そして最後のお見送りの時は終焉に差し掛かる貴重な時期を共に過ごして下さって有難うございました。という気持ちがこみ上げ、他にも入居者様たちにはいくつもの種類の感謝が際限なく溢れてきます。

ご家族さまを含め、入居者さま方とこれからも1日でも半日でも長く良いご縁を紡いでいけたら幸いです。 

令和89月某日 にゃんこ部屋管理人